その昔「権次」と号する彫刻師がおりました。
その仕事は、現代においても大乗寺の客殿や光明寺の向拝、
金剛院本堂の向拝といった京都や兵庫の社寺で見ることが可能です。
その権次の流れを汲む者としての思いを抱き、日々を過ごしておりました。
日本を旅し、世界を旅し、発見したのは「表には出さない美しさや優しさ」でした。
人の優しさや美しい心に触れ、その想いは物を介して人に伝わり自分の心にも刻まれます。
"物語を語り伝えるものづくり" をしようと決心し、
香川の one's worker に師事し2009年京都に「権治」として創業いたしました。
権治は、「権次」より受け継ぐ日本人の職人魂をもった職人の手により、
日本の心を製品に込め人と人との懸け橋になるものづくりを行います。
使い手の歴史を共に刻んでいく、常に寄り添う優しい友のようなアイテムを。